派遣社員に業務改善提案を求める企業


派遣社員に業務改善案を求める企業が結構あるようです。
作業の効率化等だけでなく、その職場の数年単位の長期的な展望や、人員を減らすためにどうべきかなどかなり難易度の高い課題を求められたりします。

組織を持続的に回すための施策をつくるのは、派遣社員の仕事ではなく正社員かつ管理職の仕事です。自ら業務改善提案・フローをつくる能力がないからといって、派遣社員にアイデア出しを求めるのは筋違いです。
なぜ派遣社員が、少ない人数で業務を回すための業務改善案など自分で自分の墓を掘るようなマネをなぜしなければいけないのか?短期契約で雇われている派遣社員に長期的な視点で組織について考える動機はありません。いつでもクビを切れるようにと派遣社員として雇っているくせに、派遣社員に長期的な視野を求める企業は厚かましいにもほどがある。

逆に言えば、企業のなかでの非正規雇用比率を上げるすぎると、企業へのロイヤリティ(忠誠心)の低い従業員が多くなるため、長い目で見ると組織として脆弱になっていくのではないでしょうか?


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